実務実習について

 

薬剤師養成のための薬学教育実務実習の実施方法について (厚生労働省医薬食品局平成19年5月)より

ー駄骸遜を行う薬学生の資質の確認

参加型実務実習の実施にあたっては、患者・家族や指導的立場にある薬剤師その他医療従事者等の安全が確保される必要がある。そのためには、薬剤師の指導者 としての資質のみならず、実務実習の当事者である薬学生の資質についても一定以上の水準が求められることになる。
具体的には、実務実習を行う前段階で、学内にて必要かつ十分な基礎的知識や技能などが培われていることを基本として、約1ヶ月間行われる実務実習事前学習 をはじめとする各種事前学習が、実務に関する十分な知識・技能・態度を有する教員によって十分かつ適正に行われている必要がある。
薬学生に実務実習を行うに必要な資質があるか否かを評価する方法としては、6年制教育において行うこととされている薬学共用試験が大学間の格差なく適正に 実施されることが重要である。薬学共用試験については、実務実習を行うために必要な知識、技能及び態度を確認するための試験方法として、 CBT(Computer-based Testing)とOSCE(Objective StructuredClinical Examination)の2体系が準備されているところであるが、薬学共用試験の内容の標準化や評価方法の統一化を進めるとともに、薬学共用試験の成績 に基づく厳格な合否判定を行うことにより、実務実習を行う薬学生の資質を一定水準以上に保つことが求められる。
また、各大学の6年制薬学教育に対する第三者評価の導入に関する検討が行われていることも重要なことであり、第三者評価によって各大学において質の高い薬 学教育が行われていることを客観的に確認する必要がある。第三者評価では、教養教育が十分に行われているか、医療薬学教育を充実させた専門教育が適切に行 われているか、実務実習が適切な指導体制の下で「実務実習モデル・コアカリキュラム」を踏まえて行われているかなどとともに、教職員組織と施設・設備が適 切に整備されていることなども対象とする必要がある。第三者評価により教育の質が確認され、それに薬学共用試験を通じて個々の薬学生の評価が行われること によって、薬学生の資質を確認することが適切である。